仕事のスピードと質どっちを大切にしますか?
2/3 マイナビが主催する名古屋で開催の合同企業説明会に行ってきた。
さまざまな名の知れた企業の説明を聞いたが、一番ためになったのは、グループディスカッション講座だった。
面接には様々な種類があり、大きく個別面接と集団面接に分かれる。
その集団面接のうちの一つが、グループディスカッションである。4〜10人のグループを作り、ひとつのテーマに対して全員で意見を出し合い、ひとつの結論を導き出すものだ。
面接官(オブザーバー)は、論理立てた話をしているか、積極的に話し合いに参加しているのか、グループでの役割はどうか、その人が自分たちの企業でどのように働いてくれるかなど
様々な視点から評価している。
では、グループディスカッションを上手くやり遂げるにはどうすればいいか。大きく2つある。
1.テーマを共有する。
提示されたお題が何を語っているのか、どのような結論を導き出すべきかを一度グループで共有する。そうすることで、グループの仲間がひとつの目指すべき方向に向かって討論できるというわけだ。
2.グループの人の名前をメモする。
意見を出し合う前に、自己紹介をしないと始まらない。その自己紹介の時に、ボーッと聞いてるのでなく他の人名前をメモしておくべきだ。自分意見を言う時に、「〇〇さんの意見と同じで…」のように他の人の名前を添えることで、オブザーバーにこの子は「他の人の意見をしっかり聞けているな」という好印象を与えられる。名前を添えて、他の人の意見を踏まえながら、自分の意見を述べることで高感度アップに繋がるはずだ。
特に注意する点は大きくこの2点になる。あとは出されたお題に対して、瞬発的に論理立てた自分の意見を出せるかがポイントになる。
今回の講座では、実際にグループディスカッションを行なった。
そのテーマは
「仕事をする上で大切なのはスピードと質どちらですか?」
というものだ。
いきなりテーマが出されて、5秒後にはディスカッションが始まった。
6人グループで、周りは女の子ばかり、自分は真ん中に座っていた。とっさに、
「ぼく、司会やります。」
謎の使命感にかられ司会を務めることになった。司会をやるのはいいが、進行的に自分が一番はじめに意見を言う感じになったので、開始して15秒後くらいで、自分の意見を言わなければならなかった。
頭は、ポテトチップスを富士山の頂上で食べる直前くらいパンパンだった。
「ぼくは質派ですね。」
いきなり結論を言うのはナイス!だが、その後が続かない。
「これひんそらはなとわやひにちのを」
口が先走ったが、何を言っているのか自分でも分からなかった。
その場で、言いたかったことは「スピードを求めると、結局中身が伴わなくなり、結果が得られないことが多い。だから、時間をかけてでも仕事の質を上げることで、少しずつ結果を出せばいいと思う。仕事の質を上げることを続けていれば、後々スピードも付いてくる。」
こんなことを言いたかったのだが、回転が鈍くて全然言えず。
あとは、周りの人の意見に上手く相槌を打つぐらいしか出来なかった。グループディスカッションの難しさを感じた経験となった。
講座が終わった後に、マイナビの人に質問しに行った。
ストレートに「どうすれば、テーマに対して瞬発的に論理立てた意見を言えるようになりますかね?」
その人は、「面接でどういう質問が出るかは分からない。けど、対応はできる。その企業の分野について、日々のニュースや新聞をチェックして、見識を深めておくことが大切。キーワードや関連した事を頭に入れておくことで、ある程度の対応はできる。後は、頭に入れたことをアウトプットして繰り返すことで慣れていく。」
とのことだった。
就活解禁まで1ヶ月をきった。
今自分が何を目指して、何をすべきか考えて行動した行きたい。